プロフィール

財団法人 埼玉県学校給食会
常務理事 事務局長

学校・病院など公共団体分野 大澤 次夫さん

■きっかけ

米粉食品の取り組みを始めた当時、現在のように「米の消費を拡大しよう」という考えが中心ではありませんでした。米粉開発の技術が進み、米粉についての話題を耳にすることが増えてきたという状況の中、米粉パンという、新しい食べ物に挑戦してみよう、新しい取り組みにチャレンジしよう、というのが直接的なきっかけでした。

■産みの苦しみ

県産小麦と県産米粉それぞれ50%ずつで作られた「さきたまライスボール」を給食に出せるようになるまで、約一年かかりました。やっとの思いで試作品ができたとしても、給食は大量生産が必要ですから、そのための技術的なハードルをいくつもクリアしなくてはならなかったのです。
従来、給食のパンといえば食パンとコッペパンが主流でしたが、いつまでも同じではいけないという思いが、私たちにはありました。確かに産みの苦しみはありましたが、新しいものを作るんだ、という姿勢を貫きました。技術的なこともそうですが、それより気持ちです。私たちの苦労は、正しい、必要な取り組みなんだという前向きな気持ちがあったからこそ実現できたのだと思います。

■子どもたちの声

子どもたちからお礼の手紙をもらうことがあるのですが、ありがたいことに、「おいしいさきたまライスボールをありがとう!」といった声をとても多くいただきます。前提は、あくまでもおいしく食べてもらうということです。取り組みの意義や農業への貢献は、その前提あってこその話ですから。お米をもっと食べようとか、お米の消費を拡大しようといった押し付けではなく、やはり基本は、子どもたちにおいしく食べてもらうことから始まると考えています。

■今後

新しい取り組みは、今後も続けていきたいですね。今あるものを米粉に換えていく、ということではなく、今までにない新しいものを作っていこう、という姿勢が大切なのだと思います。
私たちが学校給食の中で、おいしさを提供しながら取り組みを続けていくことで、県内の農業に貢献し、それが日本の農業への貢献にもつながり、そして食料自給率の向上に貢献できるのでは、と考えています。


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