事例のご紹介

佐久総合病院
〒384-0301 長野県佐久市臼田197 http://www.sakuhp.or.jp/
長寿の里は医食同源〜目指そう世界最高健康都市
プロジェクト・ストーリー
地域と連携した医食同源

 昭和19年、農村地域の基幹病院として設立された佐久総合病院は、「農民とともに」「予防は治療に勝る」をスローガンに地域住民の健康増進・予防活動に取り組んでいます。昭和55年からは佐久市、JA佐久浅間との連携により有機農業研究協議会を立ち上げ、安全な食材の提供による健康な地域づくりを進めています。健康食メニューや健康商品の開発、農作業の健康維持効果の調査・研究、地域食材生産振興、地域食材の販路開拓と地域食材の利用拡大などに継続的に取り組んでいます。

イノベーション・ポイント
食の取組みで地域貢献

 長野県は海からもっとも遠く、物資の流通に乏しく、古くから塩蔵に頼る食文化が根づいていたため、塩分の過剰摂取からくる高血圧に起因する脳血管障害による死亡率が全国的に最も高い地域でした。佐久総合病院は戦後、地域の医療機関と連携して住民の減塩運動を行いつつ、地産地消を主としたおいしい健康食の開発、普及に取り組んでいます。
 平成26年3月に開業する佐久医療センターでは、1日3000食を提供可能なセントラルキッチン方式を導入。一度調理したものを急速冷凍し、食味はそのままに最大5日間のチルド保管が可能な調理設備を完備しています。病院食や介護食の提供だけでなく、自然災害など緊急時にも対応可能な食料の備蓄機能も検討されており、地域貢献の可能性を秘めた施設として県内外から注目されています。

今後のビジョン
日常的なメニューとして提供

 減塩をすすめながらも地域食材を活用したおいしい健康食メニューを、患者さん以外の地域の人たちに日常的に提供する方法を検討中です。具体的にはセントラルキッチンで開発される病態別、年代別の健康食メニューを、安全で均質性を担保した食事として医療、福祉施設や在宅医療でも利用できる方法を確立し、将来的には地域の飲食店とのメニューの共同開発も視野に入れています。

名誉院長の声
毎年5月に病院祭を開催。地域住民との交流を深めています。病院内での地域食材関連のイベントとして病院の敷地内で地産地消の期間限定マルシェ「野菜の直売所」を開催しています。

ページの先頭に戻る