事例のご紹介

マルヒ食品株式会社
〒989-4102 宮城県大崎市鹿島台木間塚字西沢172-1
http://www.azi-sai.com/
地域に根ざした加工食品の展開
プロジェクト・ストーリー
手間ひまかけた家庭食を給食で

 宮城県の業務用食材メーカー。鮮魚の切身、総菜加工品などの学校給食、業務用食材の販売を経て、平成6年より食品の企画、製造を開始。食品の安定的な供給のため国産食材を中心とした冷凍食品の開発も手がけています。現在では老人ホームやデイサービスなどの介護施設、保育施設などに販路を拡大。地域食材と国産食材にこだわり、家庭ではなかなか作ることのできない、昔ながらの手の込んだ本格的な料理を手軽に利用できるメニューの自社生産・企画を行っています。

イノベーション・ポイント
丁寧な配達や調理法で工夫

  宮城県内の学校や施設などの納入先には、毎日自社のトラックで配達。ドライバーが直に顧客と接することで、今欲しいものや利用者の声など、生の声が入ってくる仕組みをつくり、日々変化するオーダーやニーズへのきめ細かな対応を可能にしています。マルヒ食品の人気商品は、さんまの甘露煮。小骨の多いさんまの加工食品は、通常は海外産のさんまを人件費の安い中国などの工場で、人力で一本一本抜いて製品化することが多いのですが、マルヒ食品では三陸沖で水揚げされた新鮮なさんまを、圧力なべで加圧して骨までやわらく炊き上げ、そのまま食べられるようにしました。その製造方法は手間ひまがかかるものの、国産の鮮魚を極力コストをかけずに積極的に利用することにつながっています。

今後のビジョン
企画力で地域食材の可能性を開く

 試みのひとつとして、産地にある一次加工施設と組み、原料すべてを食品として使い切ることができる仕組みづくりに取り組んでいます。青森のごぼう農家が作るカットごぼうの端材を、給食の煮物に使うなど、二次加工、三次加工をすることで別の製品にすることが現在検討されています。これまで廃棄処分されていた食材を活用することで、新しい可能性や価値をもたらす試みとして期待されています。

担当者の声
「本社には旬の食材や地域の食材も用いた、冷凍食品などの販売所もあり、地域の方にも利用されています。また学校給食の場合、子供たちからお礼の手紙が来たり、給食に招待されたりすることが嬉しいですね」。(佐藤さん)

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