事例のご紹介

島原薬食育プロモート協議会
〒852-8521 長崎県長崎市文京町1-14
薬草を活かして長崎・島原半島の活性化へ
プロジェクト・ストーリー
産官学の連携によってスタート

 地域が総力を挙げて取り組む地域活性化プロジェクトに対して、長崎県が集中的に支援する「がんばらんば長崎」地域づくり支援事業で平成23年に採択された「島原半島『GAMADASU』プロジェクト」。そのひとつが、「長崎薬食育プロジェクト」です。日本三大薬園のひとつである「旧島原藩薬園跡」に見られるように、古くから薬草に注目していた島原半島の歴史と伝統を踏まえ、島原半島の活性化を図るために、長崎大学が事務局となり、自治体(島原市・雲仙市・南島原市)、地元の4Hクラブ(若い農業者が中心となって、よりよい農業経営に向けたプロジェクト活動などを行う組織)、島原農業高校、地域の企業などを中心として、島原薬食育プロモート協議会を設立。健康志向の強い現代人に向けて薬草を活かした商品や料理を提案しています。

イノベーション・ポイント
33品目85種類の商品を開発・販売

 雲仙普賢岳の豊かな自然の中で育つタンポポ、ナズナ、オオバコ、ウイキョウや、島原と熊本の一部にしかないシマバライチゴなどの薬草を活用。長崎大学薬学部で成分を研究、島原農業高校で栽培技術を確立、そして食品メーカーや食品加工事業者など地域の企業で商品開発、ホテルやカフェで料理提供と、産官学がチームを組んで展開しています。そうめん、かまぼこ、ポップコーン、パン、リキュール、お茶、調味料、ジャムなど薬草を使った個性的な商品が続々と開発され、平成25年度は全33品目85種類の売上が約8,000万円(ホテルは薬草食品を含む食事代を計上)と、目標を大幅に上回る実績を達成。東京のマルシェと大阪の物産展で販売したことによって、知名度も向上しました。
 現在は、毎月最終日曜日に雲仙岳災害記念館前広場で開催する「島原半島ジオ・マルシェ」で、さまざまな薬草を活用した商品を販売しています。

今後のビジョン
「薬草」ですべての人々を元気に

 「薬草で地域を経済的に元気に、そしてすべての人々を元気に、が私たちの目標です」と熱く語る事務局の田口雅一さん。今後も、薬草を活用した新商品の開発・提供を通して健康的な食生活の一役を担うこと、島原半島ツアーなどによって「薬草の島原半島」を国内外に広めることを地域一体となって目指していきます。

利用者の声
「薬草の加工品というと『良薬口に苦し』というイメージがあったけれど、商品の種類も多くていろいろな味が楽しめます」「薬草パウダーや薬草塩はふだんの料理にちょっと加えるたけで使えるのでとても便利です」などの意見をいただいています。最近では特にポップコーンが若い女性を中心に好評を得ています。

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