事例のご紹介

国立循環器病研究センター
〒565-8565 大阪府吹田市藤白台5-7-1 http://www.ncvc.go.jp/
国循のかるしおレシピ
プロジェクト・ストーリー
病院食をよりおいしく

 国立循環器病研究センター、略して国循は国内唯一の循環器病を対象とする国立高度専門医療研究センターとして昭和52年に設立。「病院」「研究所」「研究開発基盤センター」それぞれが連携して循環器病の究明と制圧に挑んでいます。国循のかるしおレシピは、食事も治療の一部という考えのもと、病院食をよりおいしくすることで残さず食べてもらいたいという現場の調理師、栄養士の思いから開発された減塩メニューです。「塩分を減らしてもおいしい」ではなく、「少ない塩分だからこそおいしい」と いう「かるしお」をコンセプトに、アイデアとテクニックで新しい病院食を開発しています。

イノベーション・ポイント
少ない塩分だからおいしい

 薄味で見た目も決しておいしくなさそうなものが多かったこれまでの病院食に対し、病院の調理師長が奮起し、栄養士、調理師の協働のもと、国産食材をふんだんに使用し一食あたり塩分2グラム未満、500キロカロリー台の目にも鮮やかなバランス献立「かるしおレシピ」が開発されました。それをまとめたレシピ本が記録的な売上げとなったことで、かるしおメニューは病院食の枠を越え、一般に広く普及。減塩低カロリー食を特別な食事ではなく、子どもからお年寄りまで家族みんなが楽しめる日常的な食事とすることで、健康に配慮した食をおいしく食べ続けることに貢献しています。メニューの調理ノウハウをデジタル化した調理支援システム「G-クッキングシステム」を用いた弁当も販売されています。

今後のビジョン
レシピで地域食材の消費拡大に貢献

 今年1月、各地の特産品を活かしたおいしい減塩食の発掘・応援を目的としたご当地かるしおレシピのコンテスト「S-1 グランプリ大会」を開催。350を越えるレシピが集まりました。イベントは循環器病予防に向けた地域ぐるみでの取組みの支援と、地域食材を含む、国産食材の消費拡大につながる試みとして注目されています。

開発者の声
地域の特産品を活用した、ご当地かるしおレシピが普及する可能性は無限にあります。地域の伝統食にもかるしおレシピは応用の可能性が高く、 今後はブランド展開も見込まれています。

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