事例のご紹介

青森県
〒030-8570 青森県青森市長島1-1-1
食と自然を活かした「健康長寿県プロジェクト」
プロジェクト・ストーリー
強みを活かして課題の克服へ

 青森県は、りんごを代表とする果物、野菜、米、魚介類、肉などのバランスがとれた全国有数の農林水産物の宝庫。さらに、世界自然遺産の白神山地をはじめ奥入瀬渓流、十和田湖、八甲田山など豊かな自然環境にも恵まれています。こうした強みを持つ一方、青森県は平均寿命が男女ともに全国最下位という課題も抱えています。
 そこで県が平成26年度からの行政運営の基本方針として策定した「青森県基本計画未来を変える挑戦」に基づき、重点的に取り組む戦略プロジェクトのひとつとして「健康長寿県プロジェクト」をスタート。豊かな食材や自然環境を活かしながら、健康長寿県を目指してさまざまな取組みを展開しています。

イノベーション・ポイント
食・自然・医療による健康づくり

 このプロジェクトには3つの柱があります。1つ目は、食生活の改善や運動習慣を身につけるなどの健康づくりを進める「健活」(健康カイゼン活動)。なかでもユニークなのが「あおもり食命人」で、食と健康についての研修を行い、バランスのよいメニューの提供、青森県産米や旬の青森県産野菜の使用、油分や塩分を控える工夫などを行う飲食店や弁当・総菜店などの事業者を育成し、県民の食環境をサポートしています。
 2つ目は自然を活かした健康づくり。「奥入瀬渓流ヘルス&エコツーリズム」では全区間約14kmのウォーキングなど、自然を満喫しながら健康づくりにつなげます。
 3つ目は地域の保健・医療・福祉のサポート。青森ライフイノベーション戦略では、とくに成果をあげているのが、青森県発の機能性素材「プロテオグリカン」です。サケの頭部鼻軟骨から抽出される成分(弘前大学が抽出法を開発)である「プロテオグリカン」を活用した化粧品や食品などの商品開発に産官学連携で取り組み、これまでに150品目以上も商品化されています。また、医療機器などを搭載した「ヘルスプロモーションカー」が開発され、地域巡回するなど活躍しています。

今後のビジョン
健康で長生きできる環境づくり

 「青森県は食と自然には自信があるのですが、残念ながら平均寿命が全国最下位で、生活習慣病が多いのも事実です。この危機感を改善への力にして、健康長寿県を目指します」と話すのは、青森県企画政策部企画調整課の東宗武さん。青森県では、だしを上手に使って減塩する「だし活」ほか、新たな試みも次々と誕生しているようです。

利用者の声
『あおもり食命人』のいるお店の利用客からは「外食・中食が多くなるので、健康的でおいしい料理を意識してくれるお店はとてもうれしい」「野菜料理の種類が豊富で、自分の体調に合った組み合わせのお弁当がうれしい。毎日食べてもおいしくて飽きない」などの声が多数寄せられています。

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