事例のご紹介

社会医療法人 ましき会
〒861-2233 熊本県上益城郡益城町惣領1530
「健味健食園」で食と農を通した障がい者支援
プロジェクト・ストーリー
障がい者支援と地域の健康づくりを

 ましき会が経営する益城病院は創立60年を超える精神科の病院で、すでに40年以上も前から、保有する農地で農業による作業療法に取り組んできました。その後、平成18年に障がい者就労支援事業が開始され、入院患者に加えて在宅の患者も対象とした支援事業所として、食と農業の「健味健食園」をスタート。さらに、食を通じた地域の健康づくりにも貢献する施設となっています。

イノベーション・ポイント
農園、パン工房、レストランが活躍の場

 「健味健食園」は農園「グリーン・サム」、パン工房「まりも」、レストラン「大河」の3つの施設からなっています。
 「グリーン・サム」では約1.7haある病院保有の畑の一部を利用して障がい者の方々が農作業を行い、そこで生産された食材をパン工房やレストランに提供しています。また、グラウンドゴルフ場の管理なども行い、地域の高齢者たちとの交流も深めています。
 「まりも」ではプロのパン職人がリーダーシップをとり、高品質なパンづくりを行っています。小麦粉も高品質なものにこだわり、食材の一部は「グリーン・サム」で収穫されたものを使用。熊本県庁の地下でも定期的に販売し、職員からも好評のようです。
 「大河」では、比較的障がいが回復している方々が接客、調理、レジ作業、皿洗いや掃除などを行っています。また、安全でおいしく、体にやさしい食事をバイキング方式で提供することで、利用する方々の食や健康管理に対する意識向上につながっています。

今後のビジョン
グループホームの提供でさらなる支援を

 うつ病をはじめとする精神関連疾病が増加し、障がい者の数は増加傾向にあります。そこで、ましき会は自宅で暮らすことが困難な障がい者のために新たなグループホームの建設を計画。平成27年2月着工、7月完成予定の25室の施設で、就労訓練を行いながら自立して生活できる環境づくりを目指しています。

利用者の声
「パンは本格的なおいしさ」「600円程度でおいしくて健康に配慮したいろいろな料理が食べられてうれしい」(パン工房・レストランの利用者)
「家に閉じこもりがちだった子どもが、毎朝きちんと起床して出勤するようになって安心」(障がい者の家族)

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