事例のご紹介

NPO法人 ドリーム・プラネット
〒709-0636 岡山県岡山市東区谷尻225
花苗生産で障がい者の自立を目指す
プロジェクト・ストーリー
職親制度の経験を活かして

 ドリーム・プラネットは、雇用契約に基づき継続的に就労することが可能な障がい者を対象とした就労継続支援A型事業所として、障がい者が自立した社会生活を営めるよう、就労の場を提供しています。理事長の尾崎勝さんは花苗生産者であり、かつて職親制度(知的障がい者が、職親のところへ一定期間通い、または住み込みで、生活指導や技能習得訓練などを受けることができる制度)に関わった経験もあることから、岡山市内の慈圭病院のケースワーカーと連携を取りながら、通院する障がい者に花苗栽培の作業を行ってもらおうと考えたのがこのプロジェクトのはじまりでした。
 その後、障害者自立支援法の施行を機に平成20年5月にNPO法人を立ち上げ、同年9月には就労継続支援A型を取得。現在、地域の障がい者22人を雇用し、春にはペチニアやマリーゴールド、秋にはパンジーやビオラを中心に年間50種類ほどの花苗約200万ポットを生産しています。

イノベーション・ポイント
販路の確保でやりがいも向上

 花苗栽培は土作りからはじまります。そして播種から育苗、ポットへの植え替え、出荷まで、すべての工程で障がい者が従事しています。花苗の質の良さが評判となり、全国展開する大手ホームセンター「コメリ」28店舗、瀬戸内海中心に展開するホームセンター「ダイキ」8店舗と契約を交わし、安定的に販路を確保。花苗の出荷やトラックでの各店舗への配送なども、スタッフとともに障がい者が担当しています。自分たちが生産した花苗が商品として販売されることを実感できることなどから、さらに仕事へのモチベーションも向上しているようです。
 逆に、作業場で体調が優れない様子を見かけると、尾崎さん自ら声をかけてコミュニケーションをとるようにしています。その細やかな配慮で障がい者と信頼関係を結んでおり、日々の様子を家族や主治医にフィードバックすることもあるといいます。 

今後のビジョン
さまざまな就労で地域貢献を

 平成26年から、きのこの菌床栽培も新たにスタート。障がい者とともに夏はきくらげ約800ブロック、秋はしいたけ約3000ブロック、ひらたけ約600ブロックを試験栽培し、今後は量産して市場などに出荷する予定です。
 また、優先調達推進法に基づいて市内公園での花壇の維持管理やゴミの仕分け作業などの受注も働きかけており、これらの地域貢献をすることで障がい者自らが生きがいと経済的基盤を築くことを目指しています。
 今後も、家族や病院と連携しながら、障がいのある方々が地域で安心して生活していくためのサポートをしていきます。

担当者の声
「ハンデの有無は関係なく、和気あいあいとした職場です。仕事以外に社員旅行やボーリング、カラオケなどにも一緒に出かけるほど、お互いに良好な関係を築いてます」

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