事例のご紹介

カゴメ株式会社
〒103-8461 東京都中央区日本橋浜町3-21-1 日本橋浜町Fタワー
http://www.kagome.co.jp/
農作物、食品の抗酸化活性測定法
「SOAC(ソアック)法」の開発
プロジェクト・ストーリー
抗酸化物質に着目

 野菜や果物に多く含まれる抗酸化物質を効果的に摂ることで、癌や動脈硬化などの生活習慣病などが予防できることが期待されています。トマトやニンジンなど、色の濃い野菜や果物に多く含まれる抗酸化物質である「カロテノイド」の抗酸化活性を簡易的に測定できる「SOAC法」を、愛媛大学とカゴメが共同で開発。独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所や100社を超える企業が参加している「アンチオキシダントユニット(AOU)研究会」を中心に、普及に向けた活動を行っています。

イノベーション・ポイント
簡易的な方法で測定が可能

 カロテノイドがもつ抗酸化活性は、これまでは高価な機器を使わなければ正確に測定できないとされていました。そこで、より簡易的な測定方法としてSOAC法を開発し、野菜や果物及びその加工品の抗酸化活性を、各地方自治体でも簡易に、正確に測ることが可能になりました。これによって各地方において、機能性の高い野菜や果物の生産及びその加工品の開発やブランド化につながることが期待され、ひいてはそれが食料自給率向上と、それを食べるお客様の健康の維持・増進につながると考えられます。本プロジェクトは、その試みが認められ、フード・アクション・ニッポン・アワード 2012で研究開発・新技術部門最優秀賞を受賞しています。

今後のビジョン
機能性を自給率向上につなげる

 SOAC法は、東日本大震災被災地復興を目的に設立された「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」で行われている研究課題でも、抗酸化活性の測定方法として取り上げられました。
 今後、被災地で生産された野菜などが高い機能性をもつと認知されていけば、被災地の農作物の消費を拡大させ、復興支援にもつながると期待されます。
 また、将来的には、食品がもつ抗酸化活性を高める加工方法の開発につながる可能性も秘めています。

開発者の声
地方自治体で農産物の品種開発などをされている方にこそ知っていただきたいプロジェクトです。食品総合研究所を中心に普及のための取組みを行っており、測定方法の講習なども検討されています。

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