商品部門

  • 国産米の新しい需要創出に向けて!“お米で作ったシリアル”「全農コメフレ」 三菱食品株式会社
  • 米粉の特長を生かした病院・介護食「たのしい定食」 エイティエイト株式会社 一般社団法人 日本発芽玄米協会
  • 国産の米麹を焙煎した「キリン 生茶 香ばし米麹ブレンド茶」 キリンビバレッジ株式会社
  • 国産の米粉、小麦粉、ライ麦粉、黒米、りんごを使用した「むぎの詩(うた)」シリーズ 株式会社 神戸屋
  • 環境保全型農業と飼料自給率100%を実現した「コア・フード牛肉」 COOPノーザンび〜ふ産直協議会
  • 国産素材を使用したビール「日本の彩PREMIUMシリーズ」 サッポロビール株式会社
  • 小豆や米など国産原料にこだわったオリジナル和菓子への取組を強化 株式会社 セブン‐イレブン・ジャパン
  • 米糠を原料とした「こめ油」ならびに「こめ胚芽油」 築野食品工業株式会社
  • 岩手県オリジナル品種「半もちひえ」をベースにしたブレンド雑穀商品の企画開発 一般社団法人 日本雑穀協会
  • 国産の米粉、米麹、果実を活用した清涼飲料水の開発、販売 日本たばこ産業株式会社
  • ネピュレ×榮太樓總本鋪のコラボ「素材と新技術で進化する伝統菓子」 ネピュレ株式会社/株式会社 榮太樓總本鋪

最優秀賞

国産米の新しい需要創出に向けて!“お米で作ったシリアル”「全農コメフレ」 三菱食品株式会社

所在地 東京都大田区平和島6-1-1(東京流通センター)
電話 03-3767-4232
URL http://www.mitsubishi-shokuhin.com/index.shtml

新たな米のニーズ創出をめざして

食料自給率の向上や農業活性化には欠かせない国産米の活用。近年は米粉入りのパン、スイーツなどの商品が出回るようになったとはいうものの、まだ日常的な食べ物としての生活者の認知度は低いのが現状だ。そのようななか、新たな「お米の食べ方」をめざして商品開発に乗り出したのが三菱食品だ。同社は、コーンや小麦粉など輸入原料が多く使われているフレークで国産米を使った商品を開発すれば、食料自給率の向上に直結し、米を使った商品として新たなインパクトも創出できるに違いないと考え、国産米を原料としたシリアルの商品開発に踏み出した。

原料供給、製造、流通のコラボレーション

“お米で作ったシリアル”を全国で日常的に食べてもらえる商品にするため、三菱食品は、生活者が納得する国産米のブランドであり、全国の米の約3分の1を取り扱うJA全農と、シリアルメーカー大手の日清シスコと連携、共同開発を開始した。
国産米の消費を拡大したいJA全農と、シリアル市場に新風を送り込みたい日清シスコの考えが三菱食品の「国産米に新たなニーズを!」というコンセプトと合致。3者間のかっ達な意見交換と度重なる試作を経て、“お米で作ったシリアル”「全農コメフレ」が誕生した。

「サクッ」から「かる〜い」へ

全国に販路を持つ三菱食品が大々的に売り出した「全農コメフレ」はその意外性から注目を浴びた。しかし、“お米で作ったシリアル”という新しい試みだっただけに、「かたい」「牛乳を入れてもやわらかくならない」といった米の特性をネガティブに受け止める意見も多く寄せられた。
そこで、米ならではのもちっとしたやわらかい食感で、牛乳をかけないで食べるケースも想定して歯ごたえを残したシリアルの開発に着手した。試作品は各社の社内評価だけでなく料理学校などの外部モニター調査も実施、そこで得られた意見をもとに試行錯誤を重ねた。
最終的には、「サクッ」とした食感からフレークらしい「かる〜い」ものに変え、2012年7月に東京と大阪で開催した「三菱食品展示会グランドフェア」で披露。ここで得た関係者の反応をもとに最後の調整を行ってリニューアルし、10月より出荷を開始した。
作って終わりではなく、生活者の意見や市場の動きに合わせて柔軟に対応できるのも、それぞれに強みを持った3者が連携したからこそである。

新たなコラボレーションを模索中

三菱食品では、今後、全国のマーケットに向けて、さらなるPR強化を企画している。将来的に「全農コメフレ」がブランドとして認知され商品力が高まれば、米を原料にしたフレーク以外のジャンルにも、同ブランドを拡大させることも視野に入れている。
また、企業間コラボレーションによる食料自給率の向上に貢献する企画を、今後も継続テーマとして推進していく。ジャンルにとらわれることなく、生活者のライフスタイルを起点としたさまざまな企画の検討を始めている。

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優秀賞

米粉の特長を生かした病院・介護食「たのしい定食」 エイティエイト株式会社 一般社団法人 日本発芽玄米協会

所在地 愛知県一宮市明地字南茱之木12-1
電話 0586-69-7777
URL http://www.group-kyowa.com/group/eightyeight/
e-mail k_satoh@kyouwa-g.co.jp

エイティエイトは、米に関連する事業を幅広く展開する共和食品グループの中で、米の加工(早炊き加工、レトルト加工、冷凍加工、米製粉から米粉加工)を行っている企業。米粉においても自社製粉工場をもち、幅広い商品を展開している。
そのエイティエイトが、日本発芽玄米協会が設立した「日本の食と疾病予防研究会」で管理栄養士たちと話すなかで生まれたプロジェクトが、病院・介護食の開発である。現状の術後食や介護食はケミカル商品が多く、それを苦痛に感じる患者さんもたくさんいる。全国国立病院機構149施設で実態調査した結果、病院給食における炭水化物摂取量が少ないという傾向もあり、米加工製品による無理のない摂取をめざして、開発がスタート。おいしい経口食は、 栄養面でも精神面でも、回復に貢献できるはず、と、すべて国産品の原材料を使い、4種類の主食風おかずを組み合わせた病院・介護食「たのしい定食」として販売していく予定。

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優秀賞

国産の米麹を焙煎した「キリン 生茶 香ばし米麹ブレンド茶」 キリンビバレッジ株式会社

所在地 東京都渋谷区神宮前6-26-1
電話 0120-595955(お客様相談室)

「キリン 生茶」ブランドから発売された「キリン 生茶 香ばし米麹ブレンド茶」は、日本の伝統素材である「米麹」をキリングループの知見を生かして焙煎した「焙煎米麹」を使用した、カフェインゼロ(100ml当たりカフェイン0.001g未満をカフェインゼロとしている)のブレンド茶だ。焙煎した大麦、米、トウモロコシで作ったベースに、「焙煎米麹」を加えることで、香ばしさとともに、ふくよかな甘みを引き出している。また、朝摘みした生の新芽のおいしさを生かした生茶葉抽出物を加えることで、後切れのよい味わいを実現している。
パッケージでは、「米麹」や「焙煎米」、「焙煎大麦」などの素材をデザインすることで、穀物ベースのブレンド茶であることをわかりやすく表現した。
今後も、茶、米、麹といった、日本古来の素材を使いながらも、その新たな利用法を開発、提案していくことで、日本の食文化の活性化に寄与したい、としている。

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優秀賞

国産の米粉、小麦粉、ライ麦粉、黒米、りんごを使用した「むぎの詩(うた)」シリーズ 株式会社 神戸屋

所在地 大阪府寝屋川市点野2-5-2
電話 072-839-2670
URL http://www.breads-studio.com/
e-mail d-satoh@kobeya.co.jp

イーストフード、乳化剤無添加の、ヨーロピアンタイプの本格派パン「むぎの詩(うた)」ブランドで、国産材料を使用した商品を積極的に開発、販売している神戸屋。特に今年度は、国産小麦を使った商品に力を入れている。
たとえば、国産小麦から作った「石臼挽き全粒粉」は、全粒粉特有の臭みがまったくなく、小麦粉本来のうまみをしっかり味わえると好評を呼んでおり、国産小麦のおいしさをアピールすることにもつながっている。「北海道産キタノカオリ」など、商品名に産地と材料名を表示したり、販売員や店頭ポップによる説明に力を入れていることでも、国産材料への意識を高めている。
また、東北地方で盛んに生産が行われている黒米や、ふじりんごを使用したパンも製造しており、東北地方の特色ある食材を使用することで、被災地の農業をバックアップ。今後は、現在発売している商品の改良にも取り組み、国産材料の使用比率をさらに上げていく予定だ。

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優秀賞

環境保全型農業と飼料自給率100%を実現した「コア・フード牛肉」 COOPノーザンび〜ふ産直協議会

所在地 東京都千代田区東神田2-9-5
電話 03-5821-3010
URL http://www.pal-system.co.jp/syouhin/sanchokuniku/beef/sanchi/food.html
e-mail 31rakuchiku@hokuren.jp

肉牛生産者と、生活協同組合および関係機関で組織されたCOOPノーザンび〜ふ産直協議会は、「人・牛・環境・資源」にこだわりを持ち、飼料自給率100%での牛肉生産に取り組んでいる。
粗飼料主体の肉牛生産をめざし、肉質や粗飼料の利用性に優れ、気候風土にも適したアンガス系統種を飼育。放牧を活用した仔牛生産から肉牛出荷まで、地域内一貫体系の生産によって、粗飼料の自給はもとより、食品副産物であるじゃがいもの皮や粕、米糠、豆乳粕などの未利用資源までも飼料として有効活用。2007年以降、飼料自給率100%を実現し、純国産牛肉「コア・フード牛肉」として、北海道各地の5生産者により継続して出荷、純国産赤身牛肉の価値観とおいしさを提案している。
「牛まるごと1頭を登録制(6カ月単位)で買い支える」というパルシステム生活協同組合連合会の購入システムも、生産者と消費者の相互理解を高める貴重な機会となっている。

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優秀賞

国産素材を使用したビール「日本の彩PREMIUMシリーズ」 サッポロビール株式会社

所在地 東京都渋谷区恵比寿4-20-1
電話 03-5423-7230
URL http://www.sapporobeer.jp/
e-mail info@sapporobeer.co.jp

近年、新ジャンルなどの市場が拡大する一方で、ビールに対しては本格感やこだわりといった期待が高まっている。そんななか、サッポロビールでは、日本の風土で手間ひまかけて作った素材をふんだんに使用したビール「日本の彩PREMIUMシリーズ」を開発し、全国のコンビニエンスストアで販売している。シリーズ第1弾「夏の香り」では、原材料として国産ホップ100%(うち一部は自社で育種開発を行った希少な富良野産「ゴールデンスター」を使用)、米は北海道産米「ななつぼし」を100%、麦芽についても北海道産大麦麦芽を75%以上使用。厳選された国産素材が生み出すリッチなおいしさが、消費者から高い評価を受けている。四季をテーマにしたシリーズ展開も話題で、第2弾「秋の幸」も、同様に国産の原材料をたっぷりと使用している。
日本の四季の美しさ、豊かな食文化をイメージしたネーミングとデザイン。安全・安心で良質な商品をという消費者の切実な思いに応えている。

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優秀賞

小豆や米など国産原料にこだわったオリジナル和菓子への取組を強化 株式会社 セブン‐イレブン・ジャパン

所在地 東京都千代田区二番町8-8
電話 03-6238-3765
URL http://www.sej.co.jp/
e-mail miya-kenji@sej.7andi.co.jp

全国に約1万4,500店をもつコンビニエンスストア、セブン−イレブンでは、年齢の高い消費者を含め、幅広い層のニーズに対応するため、オリジナル和菓子の取組を強化している。米、小豆などの主原料を国産原料にこだわることで、味、品質、安全・安心を追求。2008年にオリジナルチルド和菓子「七色茶屋」(2011年5月からはブランディングにより「七色茶屋」からセブン−イレブンオリジナル商品のマークに変更)の販売を東北、関東、中京地区でスタートさせてからは、順次販売地区を拡大して、現在では北海道をのぞく約1万3,500店で販売中。
オリジナル和菓子の売り上げは年々伸長を続けており、2011年度には前年比150%になった。それにともない、主要原料として使用している小豆(飴用)、もち粉、上新粉の使用量も増加した。水ようかん、大福、わらび餅など、不要な添加物を使わず、国産原料のおいしさを際立たせた、バラエティ豊かな和菓子で、今後も国産原料の使用量アップに貢献していく。

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優秀賞

米糠を原料とした「こめ油」ならびに「こめ胚芽油」 築野食品工業株式会社

所在地 和歌山県伊都郡かつらぎ町新田94
電話 0736-22-0061
URL http://www.tsuno.co.jp/
e-mail tsuno@tsuno.co.jp

1947年に精麦業を創業した築野食品工業。麦の販売先である米屋から、精米時に発生する米糠の処分に困っていることを聞き、米糠から「こめ油」を製造することに挑戦したのを始まりとして、以来、米糠の高度有効利用について研究開発を続けている。
他の植物油が輸入原料に依存しているなか、米糠から作る「こめ油」ならびに「こめ胚芽油」は、国産原料のみで生産できる。コレステロールの吸収を防止するなど機能性も高く、胸やけや胃もたれしにくいことも特長で、おいしさと安定性が評価され、ポテトチップスなどの業務用や、高級料亭などにも普及している。学校給食や病院での需要も増えており、今後は、高齢化社会の食生活の質の維持、向上についても提案していくつもりだという。
商品を使った食育イベントや料理教室の開催、米糠からの抽出成分を配合したスキンケア製品の開発販売など、啓発活動にも熱心だ。国内自給率アップはもちろん、海外輸出も増やして、農業の活性化にも努めている。

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優秀賞

岩手県オリジナル品種「半もちひえ」をベースにしたブレンド雑穀商品の企画開発 一般社団法人 日本雑穀協会

所在地 東京都中央区日本橋兜町15-6 6F
電話 03-6661-7340
URL http://www.zakkoku.jp
e-mail info@zakkoku.jp

日本雑穀協会は、ヒエ、キビ、アワなどの雑穀の普及、啓発活動を通じて、食文化の育成や食料自給率の向上など、日本農業の発展に寄与することを目的に設立された。これまでにもさまざまな普及活動を行ってきたが、今回は、岩手県で育種開発されたオリジナル品種の「半もちひえ」をメインにし、その特長を生かしたブレンド雑穀の開発を、雑穀アドバイザー、雑穀クリエイター認定者を対象に企画した。その結果、「食べやすい雑穀ごはん〜小粒プラス」「花咲かじいさん」「わたしキ・レ・イの美かた」の3商品が開発された。当企画は、岩手県産雑穀だけでなく、お米と組み合わせて炊くことでごはんをさらにおいしくして、国産米の消費も伸ばそうとしている。岩手県内の駅や空港などの土産ショップのほか、ホテルやレストランへの業務用としても販売を展開。岩手県花巻市における雑穀月間(10月、11月)には、イベント景品にも使用して、観光客への認知も高めていく予定である。

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優秀賞

国産の米粉、米麹、果実を活用した清涼飲料水の開発、販売 日本たばこ産業株式会社

所在地 東京都品川区大井1-28-1 6F
電話 03-5742-8926
URL http://www.jti.co.jp/softdrink/

米の可能性や、日本のさまざまな果実を活用した清涼飲料水で、国産素材の素晴らしさを再認識してもらおうと、ユニークな製品開発を続けている日本たばこ産業。2009年から開発、販売をスタートした米の飲料は、現在発売中の「米づくり まろやか仕込み」で第4弾となった。これまでも使用していた国産米の米粉に、同じく国産米の米麹を加えた「米粉、米こうじ糖化液」を使用し、米のうまみとまろやかさをさらに高めた味わいで、大手コンビニエンスストアや大手量販店でも販売されるなど、取扱量を伸ばしている。
果実系飲料も好評で、国産の夏みかん、いよかんを使用した清涼飲料水は長年販売を継続中。大分県日田市産の梨を限定使用し数量限定で販売した「The・おおいた日田梨」も人気を得た。さまざまな国産素材を有効活用し、素材のよさをアピールすることで、日本の農業を応援していきたいとしている。

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優秀賞

ネピュレ×榮太樓總本鋪のコラボ「素材と新技術で進化する伝統菓子」 ネピュレ株式会社/株式会社 榮太樓總本鋪

【ネピュレ】
所在地 東京都中央区京橋2-11-6 7F
電話 03-3561-8600
URL http://nepuree.com/
e-mail chihiro.kano@nepuree.com
【榮太樓】
所在地 東京都中央区日本橋1-2-5
電話 03-6880-2903
URL http://www.eitaro.com/
e-mail o-miki@eitaro.com

「ネピュレ」とは、農産物を素材そのままにピューレ状にした新しい食品。組織破壊や栄養成分の流出を大幅に抑える新製法により、完全無添加で、色、香り、味を損なうことなく加工することを実現した。規格外の農産物を原料として活用でき、農作物の無駄のない有効利用にもつながる。地方自治体にネピュレ製造装置を設置し、産業化するプロジェクトも進行中。地域の活性化にも力を注ぐ。
その最新食品ネピュレと、1857年創業の老舗和菓子店、榮太樓總本鋪がコラボレーションし、新技術と伝統的な製法が融合することで、進化した伝統菓子が生まれた。これまでの飴づくりにはどうしても不可欠だった着色料、香料を使うことなく、素材本来の色と風味を生かした果汁あめのほか、これまでに約40種類の商品を開発。
あめに特化したセカンドブランド「あめやえいたろう」は、和菓子に関心のなかった消費者の注目も集めており、食文化を継承することにもつながっている。

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