研究開発・新技術部門

米100%で製造した新食感フライ用衣材:株式会社 ニチレイフーズ 疎植田植機:井関農機 株式会社 低コスト・低環境負荷を実現する過熱水蒸気ファンヒーター:エムズソリューション 株式会社
アバロン・タグ 〜貝類の資源管理・産地証明・流通管理用の金属製標識〜:海事・水産振興会/東京海洋大学 飼料自給率100%の赤身牛肉生産システム:学校法人 北里研究所 北里大学 獣医学部 附属フィールドサイエンスセンター 八雲牧場 米粉の低コスト製造を可能とする瞬間的高圧処理システム:国立大学法人 熊本大学 ※伊藤 繋 (現・沖縄工業高等専門学校)
湿式製粉技術と普及拡大のための玄米製粉:株式会社 西村機械製作所 家畜が消化しやすくするための飼料用米破砕装置:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 米粉100%(グルテン不使用)パンの新しい製造技術の開発:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
新たな野菜評価基準策定「デリカスコア」を産地導入:Farm to Wellness倶楽部 (デリカフーズ グループ) 「相対流粉砕機」で米粉100%ベータめんの製造に成功:株式会社 豊製作所  

研究開発・新技術部門 最優秀賞:米100%で製造した新食感フライ用衣材:株式会社 ニチレイフーズ

〒104-8402 東京都中央区築地6-19-20 ニチレイ東銀座ビル
TEL:043-248-2107(研究開発部)

米100%のフライ衣材技術を利用した「アジフライ」と「魚のすり身揚げ」(共に試作品)。従来のパン粉とは違う、軽やかな食感と油っこさのないヘルシー感が魅力だ。

米粉独特の“サックリ感”を追求した新感覚のフライ衣

(写真左・中)米粉そのものを加熱し、膨化させたものを粉砕する。用途に合わせてさまざまな粒度に調整することも可能で、「醤油風味」「塩風味」といった風味づけや原料(玄米、雑穀など)でのオリジナリティも打ち出せる。(写真右)研究開発、マーケティングにあたったニチレイフーズ研究開発部の皆さん。「米の魅力を伝える新しい商材を作り、食料自給率向上に貢献したい」という思いで、約2年間にわたって研究開発を行った。 単なる小麦粉の代替品としてではなく「米粉ならではの新しい付加価値」を打ち出すことが、本当の意味での米粉、すなわち米の消費拡大につながる。そう考えたニチレイフーズが、新技術で開発を行ったのが米100%のフライ用衣材だ。米粉を揚げものに使ったときの独特のサックリ感と、フライ時の吸油量が少ないという特長を最大限に生かすため、従来のように「米粉パンからパン粉を作る」のではなく、「米粉そのものを加熱し、膨らませたものを粉砕する」という新しい技術を導入。これによって、サックリと香ばしい新食感を生み出すことに成功した。同社では、第一弾として米との相性を考えた「醤油風味」、「塩風味」の衣材を商品化。これを使った魚フライを皮切りにさまざまな自社のフライ商品の研究開発を進めており、惣菜用や学校給食用などでの展開が期待されている。


研究開発・新技術部門 優秀賞:疎植田植機:井関農機 株式会社(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:疎植田植機:井関農機 株式会社

〒116-8541 東京都荒川区西日暮里5-3-14
TEL:03-5604-7709
e-mail:repre@iseki.co.jp

通常植え付けられる苗に比べ約半数の苗量で、通常の植え付けとほぼ同等の収穫量を得る技術「疎植栽培」。従来の田植機では、植え付けた苗が傾くなどして、苗間を広げることができなかったが、この点を改良して疎植栽培の植え付けができる田植機を開発した。慣行栽培と比べて育苗コストが半減するだけでなく、種籾代、資材費(培土)、農薬代から水やりや苗運搬にかかるコストまで大幅に削減することができる。労働時間の短縮にもつながり、現有の育苗施設・労働力で規模拡大が可能となることから、低コスト農業が実現でき、しいては食料自給率の向上にも貢献できるものと期待されます。

研究開発・新技術部門 優秀賞:低コスト・低環境負荷を実現する過熱水蒸気ファンヒーター:エムズソリューション 株式会社(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:低コスト・低環境負荷を実現する過熱水蒸気ファンヒーター:エムズソリューション 株式会社

〒446-0043 愛知県安城市城南町2-11-4
TEL:0566-73-5772
e-mail:mzs@mzs.co.jp

ハウス栽培の加温を従来の重油でなく電気と水によって行うことで、低農薬でランニングコストとCO2排出量を大幅に削減する過熱水蒸気ファンヒーター「DSSヒーター」を開発。重油価格の変動で苦しむハウス栽培農家に対し、まだ導入が進んでいない過熱水蒸気による暖房機を普及させ、農家の低コスト栽培と脱化石燃料によるクリーンエネルギー化を促進したいと考える。このヒーターは、過熱水蒸気を利用することで作物自体を直接暖める。そのため、室温は低めでもよく、従来の暖房機に対して50〜80%のランニングコストの削減、またCO2排出量の90%以上の削減が見込まれる。また、多くのモニター農家より、うどんこ病をはじめとする病害の抑制効果があるとの報告もあり好評です。

研究開発・新技術部門 優秀賞:アバロン・タグ 〜貝類の資源管理・産地証明・流通管理用の金属製標識〜:海事・水産振興会/東京海洋大学(イメージ)

アバロン・タグ 〜貝類の資源管理・産地証明・流通管理用の金属製標識〜:海事・水産振興会/東京海洋大学

〒108-8477 東京都港区港南4-5-7 東京海洋大学7号館104
TEL:03-5463-4034
e-mail:office@kaiji-suisan.jp

アワビ資源の回復と地域産業活性化のため、貝に取り付ける「アバロン・タグ」というステンレス製金属標識を開発、販売。放流年や産地が識別できる識別番号を刻印することで生産者が明らかになり、密漁に対する抑止効果が期待できる。国際取引においても、ジャパン・ブランドの明確な証明に。現在、タグ付きアワビの成長率や漁獲率から各地のアワビ漁場の特性や資源量を推定することが可能なまでになった。平成16年から平成22年10月末までに累計175万個を全国のアワビ種苗放流事業に導入。宮城県や三重県で、タグ付きアワビの回収が始まり、放流効果の実証事例が増加してきています。

研究開発・新技術部門 優秀賞:飼料自給率100%の赤身牛肉生産システム:学校法人 北里研究所 北里大学 獣医学部 附属フィールドサイエンスセンター 八雲牧場(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:飼料自給率100%の赤身牛肉生産システム:学校法人 北里研究所 北里大学 獣医学部 附属フィールドサイエンスセンター 八雲牧場

〒049-3121 北海道二海郡八雲町上八雲751
TEL:0137-63-4362
e-mail:nakai@kitasato-u-fsc.jp

国内の肥育牛経営における飼料自給率が約2.0%(平成21年度)といわれるなか、輸入飼料に依存しない100%牧場産の自給飼料だけで赤身牛肉を生産するシステムを開発。この技術の普及により、耕作放棄地の解消、奥山草地・島嶼等の低・未利用地の利用が可能となる。省エネ、低コスト飼養方式を確立するとともに、平成15年には除草剤利用を完全廃止、平成17年から各肥料の使用も中止した。農薬や化学肥料を使用せず、環境と調和した牛肉を持続的に生産することにより、安心・安全な牛肉を求める消費者の期待に応えるとともに、食料自給率の向上に大きく寄与することができると考える。

研究開発・新技術部門 優秀賞:米粉の低コスト製造を可能とする瞬間的高圧処理システム:国立大学法人 熊本大学 ※伊藤 繋 (現・沖縄工業高等専門学校)(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:米粉の低コスト製造を可能とする瞬間的高圧処理システム:国立大学法人 熊本大学 ※伊藤 繋 (現・沖縄工業高等専門学校)

〒860-8555 熊本県熊本市黒髪2-39-1
TEL:096-342-3246
e-mail:hasegawa@kumamoto-u.ac.jp

超音速で瞬間的に高圧を負荷すると摩擦熱が生じない。この作用を米の粉砕に用いると、従来のような摩擦熱対策のための原料米の水浸、乾燥行程が不要となる。この研究は、電流の瞬時放電を利用して生じる瞬間的高圧によって米を粉砕することにより、低コストの米粉を製造する技術の実用化研究である。現在はシステム確立後の速やかな実用化を目指し、装置・システム製作を行っている。製粉業ならびに装置製造業、製粉分野ならびに食品製造分野、食品加工装置製造分野などが使用分野として想定される。企業には、瞬間的高圧処理を効率良く行うため、連続処理装置と粉体回収装置とを実装したラインシステムの確立が必要である。

研究開発・新技術部門 優秀賞:湿式製粉技術と普及拡大のための玄米製粉:株式会社 西村機械製作所(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:湿式製粉技術と普及拡大のための玄米製粉:株式会社 西村機械製作所

〒581-0088 大阪府八尾市松山町2-6-9
TEL:072-991-2461
e-mail:nmoto@econmw.co.jp

米粉製粉技術の改善に努め「製粉時に澱粉損傷を少なく、パンや麺などの目的に合わせた最適な製粉粒度の製粉技術」の研究開発に注力。「湿式製粉技術」として、米の品質を重視した最適な製粉技術を確立した。また、この技術の普及活動と、実際に製粉設備を導入検討するユーザーに対し、製粉事業が成功するよう技術的な後押しも継続。当社で長年培ってきた和菓子、米菓用の米粉製粉技術を応用し、目的に合った米粉を研究開発することにより、米本来の味や風味を伝える米粉食品の普及に貢献していく。また、湿式製粉技術の良さを客観的に伝えるため日本穀物検定協会やCAP.N(国内産米粉推進ネットワーク)より科学的な指標を提示していただき、展示会などの公共の場でPRすることにも意識的に尽力している。

研究開発・新技術部門 優秀賞:家畜が消化しやすくするための飼料用米破砕装置:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:家畜が消化しやすくするための飼料用米破砕装置:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター

〒305-8666 茨城県つくば市観音台3-1-1
TEL:029-838-8909
e-mail:kazuto@affrc.go.jp

飼料用米を粉砕せず、そのまま牛や豚に給与すると未消化のまま排泄される割合が多く、栄養価の損失となる。そこで、飼料用米の粉砕機を開発し、これによって破砕処理を行った飼料用米を実際に家畜に給与したところ、消化可能な栄養価が40%向上した。本装置は平成21年9月より市販化、各地で利用が進みつつある。玄米の給与が向いている豚、籾の給与が向いている乳牛・肉牛それぞれに対して消化の良い飼料用米を簡単に調製できるようになった。これにより、飼料用米の利用が増え、飼料自給率の向上と耕地の有効利用に貢献できるものと考えている。

研究開発・新技術部門 優秀賞:米粉100%(グルテン不使用)パンの新しい製造技術の開発:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:米粉100%(グルテン不使用)パンの新しい製造技術の開発:独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所

〒305-8642 茨城県つくば市観音台2-1-12
TEL:029-838-8051

澱粉の性能を生かした米粉100%パン(グルテン不使用)の製造技術を開発。グルテンが使われていないため、小麦アレルギーの人でも食べられるパンが作れる。また、米粉生地にグルタチオン(生物の体内に存在し、サプリメントに利用されている化合物)を添加することで発酵時のふくらみが増大し、パンの容積比が高められる。さらに、小麦パンには必須である食塩は不要なため、減塩食品の開発に対しても応用が期待できる。今後は、本基盤技術の実用化・製品化を推進することで、米の消費拡大・食料自給率向上が期待される。

研究開発・新技術部門 優秀賞:新たな野菜評価基準策定「デリカスコア」を産地導入:Farm to Wellness倶楽部 (デリカフーズ グループ)(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:新たな野菜評価基準策定「デリカスコア」を産地導入:Farm to Wellness倶楽部 (デリカフーズ グループ)

〒121-0073 東京都足立区六町4-12-12 東京デリカフーズ内
TEL:03-3858-4831
e-mail:fw@t-delica.com

国産野菜の消費拡大のために、現在のように外見だけではなく栄養価や機能性、美味しさ、安全性などで中身を評価するための新たな野菜評価基準が「デリカスコア」だ。Farm to Wellness倶楽部は、会員の野菜生産者をはじめとして「デリカスコア」を産地導入することで、本当に美味しい「旬の国産野菜」を一般消費者(ベジマルシェ等において)や実需者(外食、中食産業、スーパー、食品メーカーなど)、流通事業者、医師、栄養士、研究者などに対して啓蒙し続けながら、直接的、間接的に国産野菜の消費を拡大していきたいと考えている。同倶楽部生産者における、平成21年3月期に対する平成22年3月期の国産野菜取引数量は、140%にアップしており、自給率向上へと着々と貢献している。

研究開発・新技術部門 優秀賞:「相対流粉砕機」で米粉100%ベータめんの製造に成功:株式会社 豊製作所(イメージ)

研究開発・新技術部門 優秀賞:「相対流粉砕機」で米粉100%ベータめんの製造に成功:株式会社 豊製作所

〒483-8406 愛知県江南市小脇町小脇300
TEL:0587-58-8000
e-mail:yutaka@yutaka-mfg.co.jp

従来にない「相対流粉砕機」を開発し、米粉めん製造機にて水練りの米粉100%ベータめんを作ることに成功した。「YTK相対流粉砕機」というこの機械は、粒度調整ができたり、発熱を抑制したり、過粉砕を少なくしたりするなど、従来にない方式を採用し、素材部分の成分劣化も抑える。また動力あたりの生産量が多く、機械の構成上ランニングコストを大幅に抑えることも可能。基本特許は既に5カ国(日本・アメリカ・中国・台湾・韓国)にて取得済み。さらに、長年培った製麺のノウハウを活かし、グルテンフリーの100%米粉のベータめんを研究・開発した。歯に付着しにくいのと、米の甘みがあるという大きな特徴がある。

受賞者 プロジェクト
 
株式会社 えひめ飲料 温州みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンを活用した技術開発・商品化
 
キッコーマン食品株式会社 パフ加工技術を活かした加工穀類の展開
 
株式会社 キミカ 昆布酸
 
有限会社 九南サービス 毎日の食卓に栄養と美味さを!国産21世紀雑穀米の開発と取り組み
 
株式会社 ケツト科学研究所 米粉水分計 PR−900
 
株式会社 ケンアンドマイケルベリーカンパニー ブルーベリー養液隔離栽培による高品質果実生産に係る研究
 
株式会社 健康クラブ 「鶏冠」から抽出した“飲むヒアルロン酸”に卵殻、VC、α‐リノレン酸
 
株式会社 米蔵ヒラマツライスサポート 商品名「玄米スティック」取り組み「新しい主食の形の提案」
 
佐野短期大学 米粉を利用したヨーグルトの開発
 
株式会社 シードライフテック 発芽技術と地元資源(地域資源・経営資源)と連携した産業振興・地域振興
 
JA西日本くみあい飼料株式会社 発酵TMR事業を軸とした食品副産物(生酒かす)の飼料化による地域未利用資源の有効活用と、酪農場における生産性向上
 
株式会社 島のこし 瀬戸内の灰干し
 
SINKPIA・JAPAN株式会社 従来より低コストで導入しやすい生ごみ処理機による堆肥化・液肥化で食品リサイクル事業者の増加を目指す
 
信州eループ事業協同組合 異業種事業者間による食品のループ化
 
有限会社 ティアンドティナーサリー 常識を覆す日本型農業技術への挑戦
 
東海学院大学/岐阜養鶏農業協同組合/有限会社 堀田養鶏園 柿の皮を使用した飼料用米養鶏技術
 
東京海洋大学 米糠成分γ-オリザノールの新たな生理活性機能とその利用
 
株式会社 東京フード 氷温貯蔵技術を使って、発芽抑制、品質アップ、食味アップ!
 
東北農業研究センター 生産者のネットワーク型組織による学校給食向け青果物供給システムの特徴
 
日清製粉株式会社 北海道小麦の新品種「きたほなみ」導入のための品質評価協力
 
日本牛乳野菜株式会社 モミ付玄米飲料の開発と量産化
 
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 中央農業総合研究センター 製麺用高アミロース水稲品種「越のかおり」の育成
 
独立行政法人 農研機構九州沖縄農業研究センター ふっくら米粉パンが焼け、飼料米にも使える多収の水稲新品種「ミズホチカラ」
 
株式会社 ハートランド 失われた環境を取り戻す循環型農業への取り組み
 
合資会社 八丁味噌 復活・創業時の「八丁味噌」の味
 
株式会社 半鐘屋 巨大胚芽米「はいいぶき」パウダーの開発
 
国立大学法人 弘前大学/江戸川区/江戸川区農業経営者クラブ 生で食べても安全・安心、おいしい「サラダ小松菜」の開発
 
広島大学 ブタ凍結精液を用いた人口授精法を確立
 
株式会社 ファンケル 発芽玄米に含まれる健康成分PSGの発見
 
株式会社 フジ 手作りの味を量産化できる食品蒸練機の開発
 
有限会社 マインドバンク(お米大好き本舗) お米に各種自然栄養素材の微粉末をバランス良くコーティングした機能米の開発
 
名水わさび 温暖な平地の田畑でワサビ栽培事業の開発と観光
 
山形大学/株式会社 大江 1.国内産の米粉を用いた新たな加工食品の開発と材料設計 2.プラスチック発泡技術を応用した米粉100%クッキーシューの開発

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